浅倉透のコミュ3選
この投稿は 東京工業大学アイドルマスター研究会 Advent Calendar 2020 10日目となります。
記事の一覧は AdC2020 のタグで確認できるので、ぜひそちらも見に行ってみてください！
こんにちは、kenです。アイマスでは二宮飛鳥と浅倉透の担当を名乗ってます。
みなさんシャニマスのファン感謝祭編はプレイしていますでしょうか？今回頭の中の感謝祭審査員が浅倉透のコミュに様々な賞を与えたのでそれについて発表です。致命的なネタバレはしていないつもりですが、敏感な人は一旦閉じることを勧めます。
浅倉透とは？
早速発表と行きたいところですが、最初に浅倉透の簡単な紹介をします。
自然体で飾らない性格。周囲からどう見られるかということを気にせず、おおらかでマイペース。しかしその透明感あふれる佇まいには誰をも惹きつけるオーラがある。高校2年生。
公式サイト:https://shinycolors.idolmaster.jp/idol/noctchill/toru.htmlより
以上公式からの抜粋です。追加する情報があるとするなら、幼馴染ユニットノクチルの中心的存在ということです。以下個人的に好きなポイントです。
- 眼
- 先が水色に染まっている髪
- 運命を信じてるところ
- コミュでの距離感
- 他かわいい行動の数々
限定カードの強さ
ベストユーモア–10個、光 4こめ
まずは最も面白かったコミュを紹介します。最初のpSSR【10個、光】の4つ目のコミュです。
打ち合わせのためにPとファミレスに来た透ですが、会計の時に「いつも奢って貰ってない？」と疑問を持ちます。そして今日自分がやったことが『さっぱりおろしハンバーグとカキフライ膳』に釣り合わないと言い始めます。
打ち合わせなのにガッツリ食べてました。このコミュからは、透にはまだアイドルとして仕事をしているという自覚がないことが分かります。共通コミュでもアイドルの活動は学校と変わらないと言ってました。この後どのようなモチベーションで仕事をしていくかにも注目です。
その一方、透は年上のPであっても奢られていることを気にしているように人間的にちゃんとしていることも分かります。サポートのコミュで小糸にも奢ろうとしていましたし、このようなしっかりとした面があることも忘れないでほしいです。
このコミュでは選択肢があって右の選択肢がぼくのお気に入りです。その選択肢では、Pはお金とかご飯で透とつながっているとは思っていないといいます。それに対して透は「カキフライとハンバーグ以上のつながりだから私たち」と答えます。
ここでカキフライとハンバーグを選ぶセンスがいいですし、あんまり深そうなつながりに見えないのも面白いです。残りの選択肢も面白かったりかわいかったりするので、カードを持っている方は是非読んでみてください。
ベストテクニック–途方もない午後:午後2
ここでは最も巧いなと感じたコミュを紹介します。限定pSSR【途方もない午後】の2つ目のコミュです。
夏のある日の撮影で透はスタッフたちに豪華な差し入れを貰います。そんな中Pは透にペットボトルの水しか用意していませんでした。透は嬉しそうにしていますが、水ごしに見たプロデューサーは逆さに小さく映っていました。Pは透の言葉を理解しようと同じことを試みますが、透が飲み干したペットボトルごしに透をみてもまっすぐに見えるだけです。
このコミュではペットボトルが鍵になります。水を入れたペットボトルはレンズのような働きをします。そのことがうまく生かされています。
冒頭で貰った豪華な差し入れというのは透にとって、違和感のあることだったのではないかと思います。このカードが実装されたのは天塵と同時期で、透が芸能界に対して不信感を抱いていてもおかしくありません。そんな透からこの世界で仕事をするPを見ると、歪んで見えました。一方、透の頑張りをしっかりと見られているPからは、透は歪まずにまっすぐ見えるということです。透とPの考えの違いを描くのに水の入ったペットボトル、飲み干して空のペットボトルを出してくるのがとても巧いなと思ったのでベストテクニックにはこのコミュを選びました。
このカードのイラストにもなっている「ペットボトルを通しても変わらない透明感」という発想も素晴らしいです。このカード自体、透のアイドルに対する考えが見られて面白いので、復刻するかは分かりませんが、入手機会があったら全部読んでみて下さい。
MVP–まわるものについて:1,2(True End)
最後はMVPです。フェスイベの報酬のpSRということで入手難度が低く、コミュの完成度が高いということで「まわるものについて」を選びました。Trueのネタバレを避けたいという人は飛ばして下さい。共通コミュでの透は「旅に出ます」と書いて消えました。このカードのコミュはその後の話と考えられます。
Pが室内で打ち合わせをしている間に、一人何も言わずに外に出る透。今回Pは透を追いかけ、すぐに見つけます。その後透は遊園地に行き、メリーゴーランドに乗ります。メリーゴーランドに乗ってる透に対してPは「追いつけない」といいますが、透は自分が追いかけているかもしれないと答えます。
また別の時、透は宿題に集中せずPの方をずっと眺めています。PはCDラジカセで資料を聴きはじめますが、透はその様子もずっと見ています。そしてCDラジカセについて「いいね、回って音がなるって」と言っています。
このコミュではPと透の関係性が、まわるものを使って描かれています。
Pは透のことをもっと知ろうとし追いかけています。ですが透も宿題そっちのけでPの方を見ているようにPを追いかけています。そんな追いつつ追われるような関係がうまく描かれています。円周に追いかけっこしていたらどっちが追っていて追われているのか分からなくなるということですね。
透のコミュでまわるものが出てくるのは初めてではありません。サポートSSRの【ハウ・アー・UFO】浅倉透でも出てきました。話の詳細は述べませんが、透は人工衛星のように何かに引き寄せられながら回っていたいのか、UFOのように自由に宇宙を飛びたいのかという自問があります。
【まわるものについて】はその答えになっているのではないかと思います。音と音が追いかけあって生まれているCDの音色を透はいいねと言っており、透はまわっていることをプラスに捉えています。そこに透の進歩を感じます。アイドルになる前のように一人で周り続けるのは透にとって退屈なものでしたが、Pと一緒に追いかけあうのは嬉しいことなのです。
そんな透とPの関係性がいいなと感じたのでこのカードのコミュがMVPです。
おわりに
今回は透の3つのコミュの紹介と考察を書かせていただきました。少しでも透の魅力が伝わっていたら嬉しいです。また、文章では伝えきれない魅力もたくさんあるので、持ってるカードがあればぜひ一度読んでみてほしいです。
テクマスでは、不定期でシャニマスのコミュの鑑賞会をしています。コミュアーでコミュを語りたくて仕方のないという方も、シャニのキャラクターとかあまり知らないけど読んでみたいという方もどちらも歓迎しています。
明日はみくそんさんの記事です、お楽しみに！