白石紬の金沢弁を解説してみた

2021年12月12日2021年12月13日ブログAdC2021,ブログ

この投稿は東京工業大学アイドルマスター研究会 Advent Calendar 2021 12日目となります。

現在、東京工業大学アイドルマスター研究会(テクマス)では、12月1日から25日まで毎日1~2個ずつリレー形式で記事を更新していくアドベントカレンダーという企画を行っています。

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自己紹介

はじめまして。今年テクマスに入りました21BのT^2(読みはてぃーつー)です。進学のため石川県から上京してきました。テクマスの活動を全くしていなかったので今回はAdCを書くことにしました。デレステ、ミリシタをメインでプレーしていましたが1年近く触れておらず、申し訳ないと思っています…

私は石川県出身のネイティブ金沢弁話者ということで(~~ちなみに金沢市出身ではない~~)、今回は白石紬の金沢弁について解説しようと思います。ブログとか書いたことがないのでお手柔らかに…

白石紬って誰？

765プロ所属の、生真面目だけどちょっぴり早とちりで~~めんどくさい~~女子高生だそうです。普段は標準語でしゃべりますが焦ったり感情が高ぶったりすると金沢弁が出てしまうようです。かわいいですね。

白石紬が使った金沢弁

金沢弁といっても近畿方言の影響を受けているので「～やし」といった語尾などがあります。したがってこのような物は省いて、金沢弁特有なものを抜粋しました。

「そ、そんな、あてがいなこと……。もう～っ！」

「あてがいな」は金沢弁で「いい加減な」という意味です。この方言を使っている人を見たことがないので「あてがいなって何？…」ってなりましたね。（調べてみたところ自分が住んでいた地域でも使うそうですが…）

あてがいなこと…以後を補うと「そ、そんな、あてがいなこと言わんといてま！」といったところでしょうか。

金沢弁と言えば「～しまっし」という「～しよう」（提案、促進）といった意味を持った言葉が有名ですが、ここで使った「～ま」は「～しまっし」よりも強い意味となり、命令形として使われます。（例：だらなことしとんなま→バカなことしてんじゃねえよ）

「あ、貴方が、本当にバカだったり、軽薄だったり、人でなしだったりすると……。困るげん……。」

「～げん」という語尾は断定の意味でよく使われます。この場合「困るんですよ…。」といった意味になります。使用頻度が高いためこれを使うだけで金沢弁っぽくなるので覚えておいて損はないでしょう。

「知りませんっ！こ、こんなん……がんこ恥ずかしいげん……。」

先ほど解説した「げん」が使われていますね。「がんこ」という言葉は「とても」「すごい」っといった意味で使われます。同義語として「たっだ」という言葉がありますが県内の若い人はこっちをよく使っている印象があります。この場合は「こ、こんなん……たっだ恥ずかしいげん……。」のほうが自然ですね。

「あんた、だらやねぇ！今はそんなん、いらんげんて～！！もう～～っ！！」

紬が言うとかわいいですね。~~文字に起こすと親に怒られてるみたいな感じになって少し気分が悪くなりました~~。みなさんご存じ「だら」は「バカ」という意味で使われます。紬は「あなたはバカなのですか？」とよく言いますが、訛るとこんな感じになります。ここにも「げん」が使われていますね。やはり頻出です。

「身体はもう十分にあたたまりました。精一杯歌ってきますから……ちゃんと見まっし！」

「～まっし」って方言使ってなくね？と思ってましたが普通に使ってましたね。このSSRの紬を持ってなかったので知りませんでした（画像は拾い画）。先ほど解説した通り「～まっし」は「～しよう」という意味があるので「ちゃんと見まっし」は「ちゃんと見てくださいね」という意味になります。この方言も頻繁に使います。

解説をするために紬が使った金沢弁を集めて思ったことですが、自分の想像よりも金沢弁を使ってませんね。もっと軽率に使っていいんですよ。